
Clay's Film Festival 2025

映画を「鑑賞」する日。
CFF2025
開催日程・会場
Clay's Film Festival 2025

12:00〜21:00
どなたでも入場無料・出入り自由

18:00〜23:30
どなたでも参加OK・お持ち込み可能
CFF2024
前回の映画祭Trailer
Clay's Film Festival 2025
Presented by
Peter Clay

2000年1月9日生まれ、東京都出身。
書籍など独学で映画制作を学び、2022年から映画監督の活動を開始。
2023年制作『Private』では監督自ら、企画・脚本・演出・編集・出演も務め、
米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭
「Short Shorts Film Festival & Asia 2024 スマートフォン部門」にノミネート。
その他、優秀賞・奨励賞など国内外問わず様々な映画祭で入賞する。
2023年から映画祭「CFF(Clay’s Film Festival)」を主催。
2024年から高円寺にて BAR「Film Holic」オープン。
2025年の今、映画を本当の意味で
「鑑賞」してない人が増えていると感じます。
私が幼かった頃とは、
映画というものの価値観が大きく変化しました。
VHSがDVDに、DVDがデータに。
TSUTAYAがサブスクに、劇場からスマホに。
世の中に映画が増えていくと同時に、映画を観られる環境が増え、
新型コロナウイルスの影響により、更に増加していく一方です。
こう言ってる私もサブスクは利用していて、確かに便利で、
映画業界がこうなることも必然だったかもしれません。
ですが、技術が上がっていくと同時に、
何か大事なものを置き去りにしてしまっているのではないか、
とも思います。
劇場の大きなスクリーンに映し出される壮大な映像。
胸を打つ程の、大音量のサウンド。ポップコーンの香り。
初めて劇場で映画を観たときの感動は、今でも忘れられません。
人間は、慣れてしまう生き物です。
慣れていくことや「当たり前」になっていくということには、
必然でありながらとても怖い側面があり、
人生を侵食する悪いウイルスのようなものだと
感じられることがあります。
なぜなら「慣れ」というものは、
人の成長を阻害するものになり得るからです。
スマホを開いて『NETFLIX』や『U-NEXT』を開くだけで、
何万作品もの映画が見放題なのが当たり前、
加えて今では一時停止や早送り、10秒飛ばしも当たり前。
そしてもはや観てもいない、
『ファスト映画』さえも当たり前になってきています。
これらが普及したこの現代社会においては、
「映画」そのものの価値が見失われつつあると感じます。
これは本当に悲しいことです。
ましてや自主制作映画となると、
鑑賞者側の反応はあまりよくありません。
人々は超大作を片手で観ることに慣れてしまっているし、
まだ観てもいないのに「低予算だから」
「クオリティが低いから」と、
知ろうともせずに撥ねつけられてしまいます。
このような鑑賞者一人ひとりの意識を変えるというのは不可能で、
強要するものでもありませんが、
これからの映画業界を支えていく映画作家たちの素敵な作品を、
この日くらいは「鑑賞」してほしい。
そんな思いから、
映画祭『CFF』を開催するに至りました。
劇場とは、本当の意味で映画を鑑賞することの出来る
唯一の場所であると思っています。
私の行動で何がどう変わるかは分りませんが、
ご来場者様一人ひとりに、
少しでも心で何かを感じていただけますように。
私たちは弱く、当たり前に流されてしまいがちです。
本質的な意味で人間は1人だから、
何事も「当たり前」にしてはいけないと思っています。
映画を「鑑賞」し、心で感じる。
そんな大切なことを思い出せる映画祭にします。